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    半年だけの滞在のつもりが、4年間もロンドンに住んでいました。ロンドンでの生活、ヨーロッパ旅行を中心にお届けします。


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2012/12/06(Thu)

ばいばいロンドン

最終日です。

4年間、本当にあっという間でした。
最終日の今日は、大好きな友人夫婦と過ごしました。
いつものようにワインをボトルで頼んで、いつものようにたわいのない話をして。
また来週、会うかのように別れました。

今生の別れではないから、涙は必要ないね。
必要ないと思うけど、会社の同僚、バカ言える仲間たち、
そして、この夫婦と別れたときは、毎回涙が出る。
意識とは関係なく、涙があふれてくる。
あまりに泣くから、たまたま隣に座ったおじさんがハンカチを差し出してくださる。

友だちとはフェイスブックやツイッターで意思疎通ができる!
と無理やり思うようにすれば、気持ちは落ち着くけど、
イギリスとは、もう接点がなくなるんだなあと思うと、
余計にこみあげるものがありますね。ああ、いつの間に第二の故郷になったのだ。


4年前の春。
わたしは将来に迷いを感じていた。八方塞りの状態かな?
何もかも嫌になって、とにかく日本と離れたくて選んだ先がイギリスだった。
まったく興味もないし、ロンドンなんてマイナスイメージしかなかったのにね。

今やイギリスを思い、涙する毎日ですよ。
2013年分の涙を流したかもなあ。

酔っ払っているから、うまいこと書けないけど、
イギリスに来て良かった。心の底からそう思う。
バスが突然終点になったり、郵便物が紛失したりとか、そういう不都合があるけど、
それくらいの適当さが心地よかったんだなあと思う。
背伸びせずに、自分のやりたいようにやればいいと思うし、
そのように心がけていれば、自然に結果がついてくる。そういうもんなんだ。

日本に帰ることは、もちろん嬉しいし、楽しみ。
でも、一方で不安もある。
わたしはまた、4年前にように自分をだましてしまうのかなとかね。

でも、きっと大丈夫。大丈夫なはず。

ああ、うまいこと書けないなあ。
最後の最後で酔っ払うとは・・・ 私らしいのかな?

4年間、ブログをお読みいただきありがとうございました。
最終回くらいは、読者と思われる方々全員を泣かせたかったけどな!
こんなもんです、わたしは!

イギリスがとても好きなので、また戻ってくることがあれば、
このブログを再開するかもしれません。
あるいは、また別のアドレスでブログを続けるかもしれませんね。

4年間、ありがとうございました。


ばいばい、ロンドン。
またね、ロンドン。
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2012/12/05(Wed)

とても浮かれている12月になりました

5日も過ぎてしまいましたが、12月になりましたよ! 

11月中旬ころから、クリスマスに向けて町中は浮かれ気味ですが、
その浮かれレベルがますます悪化しているように思います。
中心街も観光地も、どこもかしこも人が多いねー!

帰国準備のために買い物へ出かけるも、あまりの人ゴミに戦意喪失。
思い出の品として購入したのは、今のところ、ユニクロのヒートテックのみ!
日本でも買える品! UK感、まったくなし! ・・・と罵られそうだな、友だちに。
物じゃなくて、思い出が大切! ってことにしておこう。

さて、ロンドンでは11月上旬ころから、町中の至るところが
クリスマス仕様になっております。キラキラしてて、目がチカチカするよ!

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のクリスマスイルミネーション2」

ここは、買い物好きにはおなじみ、オックスフォードストリート。
ストリート上のイルミネーションは、毎年、何らかのテーマがあったはず。
このサンタさんは、手にしたクラッカーを食べた後、
顔が緑になって、吐きだすような表情をしています。めでたくも何ともない。
なぜ、このようなイルミネーションなのかというと・・・

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のクリスマスイルミネーション」

今年は、マーマイトが協賛しているからなのです。

マーマイトってご存知ですか? イギリス名物になると思うのですが、
見た目も色もチョコレートクリームなのですが、味もにおいも強烈です。
はじめて食べたときは、あまりのまずさに吐きだしました。

イギリス人でも評価は分かれるため、今年のイルミネーションのテーマは、Like or Hate? 
イルミネーションのサンタさんは、「Hate」なんでしょうねえ~。
自分らの商品を自虐的に扱うあたり、イギリスっぽいなあ~と思います。

ちなみに、マーマイトはビタミンBが豊富に含まれているため、
ビーガンの皆さんは栄養摂取のため、かなり重宝しているようです。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のクリスマスイルミネーション3

個人的には、デパートのイルミネーションのほうが好きだなあ。毎年同じだけど。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のイルミネーション」

オックスフォードストリート同様、今年のリージェントストリートも地味です。
手足の多い虫のように見える・・・ 

なんとなく気味の悪いイルミネーションですが、もちろんテーマがありますよ!
今年のテーマは、「クリスマスの12日」。イギリスでは有名な歌になるのかな?

12月25日から、キリストの公現日(復活になるのかな?)の1月6日にかけた12日間、
1日目はヤマウズラ、2日目はキジバトのように、毎日プレゼントが贈られます。
この歌の面白いところは、前日までのプレゼントをすべて繰り返すところ。
歌いだしはどの日も共通で、

On the ● day of Christmas
my true love gave to me

こんなフレーズがついています。そのため、12日後には2フレーズ+12のプレゼントで、
なんと14フレーズものながーい歌になってしまうんですねえ。子どもが喜びそう。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のイルミネーション2」

こちらは10日目。
10日目のプレゼントは、跳びはねる領主だそうで・・・・ うれしくない。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のウィンターワンダーランド」

イルミネーションとは、ちょっと異なりますが、毎年恒例のクリスマス名物。
ハイド・パークの「ウィンター・ワンダーランド」は11月下旬よりスタートします!

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のウィンターワンダーランド2」

ロンドンの公園って、どこも広すぎて、夜の立ち入りは本当に恐ろしいけど、
この時期のハイド・パークは夜間遊園地としてにぎわいます。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のウィンターワンダーランド4」

高いビルが並ぶ中心街から離れているので、夜の闇に映えるんだよねえ~。
4年前に訪れたときにムチウチになったジェットコースターは、
緑色の光を放っていますねえ(呪)。それにしても、毎年規模が大きくなっている。
10年もしたら、ハイド・パーク全体が遊園地になったりして。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のクリスマスイルミネーション8」

コヴェント・ガーデンのマーケット内のイルミネーションもなかなかのものです。
この時期は、クリスマスにちなんだオペラやお芝居が、
マーケットのさまざまな場所で行われています。クリスマスに興味のないわたしも、
なんだか心がワクワクしてしまいますよ(ミーハーなので)。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のクリスマスイルミネーション12」

ロンドン市内では、クリスマスの飾りつけが至る所で施されていますが、
一番好きなのは、やっぱりサマセット・ハウスのツリーかな。

ツリーの前はスケートリンクになっているので、やや混雑していますが、
それでもオックスフォード・ストリートやリージェント・ストリートよりは、
はるかに空いています。人にぶつかることもない。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年のイルミネーション3」.jpg

4年前の12月は、渡英して2カ月だった。
毎日が何だかつらくて、渡英したことを悔やんでばかりいたなあ。
あのとき、「もうちょっとがんばろう」と思って良かったな。
まさか4年もいるとは思いもしなかったけど。

明日で帰国。今回は一時帰国ではなく、本帰国。
4年という月日は、長い人生に比べたら、まばたきするような短い時間だけど、
わたしには、とてもとても大切な時間になりました。
さて、今日はどのように過ごそうかな。
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2012/11/29(Thu)

帰国準備も大詰めですよ!

あと1週間でロンドン生活は終わりになります。

4年と2カ月。
長いようで、短い。本当にあっという間でしたよ!
今はただただ切ないなあ! 

この感情は、たぶん終わりが見えているからなんでしょう。
何事にも終わりがあるから美しいし、一生懸命になれるのかもしれませんね。


面倒だなあ~と思いながら、少しずつ進めてきた帰国準備も
そろそろ大詰めを迎えております。
11月29日時点で終了しているのは・・・

●携帯電話の解約(長かった・・・)
●すべての契約の解除
●ダイレクトメールの解約
●入居者探し
●年金の受取先を日本に変更
●本社の人たちへあいさつ
●クリスマスカードを送る

●日本の携帯電話会社の比較
●帰国後の国内旅行の手配
●履歴書、職務経歴書を書く
●就職活動のためのTOEIC受験

かな?


まだ終わっていないのは・・・

●荷物の整理
今週になってから、毎日のようにチャリティボックスに洋服や靴などを運んでおります。

帰国準備を始めたばかりのころは、ゴミの日に服を出していたのですが、
「よほどボロボロじゃない限り、チャリティに出した方がいい」
という友人のアドバイスにより、毎日せっせと運んでおります。

「ボロボロ」のレベルがどの位なのか分かりませんが、
日本人は基本的に物を大切にするので、たいていの物は「ボロボロ」に該当しないらしい。
たとえボロボロだとしても、ソファなどのクッション部分に使うなどして、
うまいことリサイクルしているようですよ。
友人の彼が学生のころ、チャリティショップでリサイクル業務をしていたので、
これは確かな情報だと思います。英国人って物を大切にする人が多いですよね。

ちなみに、ブラジャーは歓迎される品のようです。
英国ではなく、アフリカの女性たちに寄付されるんですって!
アフリカへのチャリティはよく聞く話ですが、下着もチャリティの対象だったんですね。
そうそう、パンツは対象外です。ご注意くださいませ。


●タックスバックの手続き
イギリスのタックスイヤーは、毎年4月5日(6日だったかな?)なので、
その前に退職し、タックスイヤー内に英国内で再就職する予定がなければ、
タックスバックの対象となります。

サポートを受ける予定がないとか、もろもろの細かい条件はあるようですが、
わたしのように日本へ本帰国する人は、タックスバックを申請したほうがいいですよ~。

申請方法は、会社からP45という書類をもらい(会社は退職者に提出する義務があるはず)、
P50の書類と一緒にHM Revenue & Customsへ送ります。
タックスの振り込みは銀行、もしくはチェックが郵送されてくるはず。
Tier2ビザ(労働ビザ)の申請よりも、かーなーり簡単です。間違っていなければね。


●銀行口座
来週相談に行ってきます。クローズしなくて済むなら、そのままにしておきたいな・・・


●自分へのお土産
今回ばかりは、自分のためにお金を使いたいと思います!
大好きなTfL(ロンドン交通局)のグッズにしようかなあ~。
それともバスやトラムの本にしようかなあ~。


周囲に「バックパックのみで帰る!」と宣言していた通りにはいかず、
プライマークという激安アパレルショップで、小さなスーツケースを購入してしまいました。
それでも、「え? 四年間の思い出は、本当にそれだけ?」と大家さんが仰天するレベル。

終わりを迎える代わりに、始まりを迎えるんだから。
身軽にしないと、さまざまなことを吸収できないよね!


ロンドン生活、のこり1週間。
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2012/11/28(Wed)

ロンドンでも有数の幽霊スポットに行ってきました

ロンドンは世界でも有数の幽霊出没都市のようですが、
わたしは一度も出会ったことがありません。
不思議な物音を聞いたり、誰かがいるような気配を感じた程度かな?

というわけで、霊感のある人には、相当キツイ場所に行ってきました。
どこだか分かります???

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔」

曇り空がよくお似合いのタワー・オブ・ロンドンでーす!
朝は良い天気だったのに、到着した途端、ご覧のとおり不穏な雲たちですよ!

見た目は某ねずみ国のアトラクションのようですが、
こちらはリアルに多くの人たちが恐ろしい拷問を受け、処刑されていますからね・・・
見える人が言うには、「相当恐ろしい」とのことです。

そんなわけで、血塗られた場所としてのイメージしかないロンドン塔ですが、
そもそもはイングランドを支配したウィリアム王(征服王)が、
外敵から守るための要塞として、11世紀に建設しているんです。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔のホワイトタワー」

その要塞の、いわば本丸とされたのが、こちらのホワイト・タワー!
ご立派ですねえ~。修復などの手が加えられているものの、
土台となる部分や内部構造などは、基本的には11世紀当時のもの。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔9」

ホワイト・タワー内部には、歴代王の武器が展示されています。

装飾が施された剣や盾たちは、それはそれは見事なものなのですが、
わたしの目を釘付けにしたのは、こちらの武具!
・・・時をさかのぼること四百数十年。江戸幕府第二代将軍、徳川秀忠からの寄贈品なんです。
まさか、ロンドン塔で見ることになるとはねえ! なんだか感激ですよ。

そのほか、イングランドの歴代王の中でも、
最も君主としての才覚に恵まれた(とされている)ヘンリー8世のアーマーなども
展示されていましたよ。ヘンリー8世は英国王の中で最も太っているので(はず)、
アーマーだけでも威圧感十分でした。でかい。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔3」

ロンドン塔の敷地内には、ホワイト・タワーを含めると20の塔で構成されています。
ホワイト・タワーを取り囲むようにして造られた回廊は、
本丸を守るための城壁のような役割も果たしていました。

イングランドが国家として成立してからは、王の宮殿、造幣局、
ライオンや像などを飼育する動物園としての役割を担っていくようになります。
もちろん、王の権力を確固たるものにするため、
要人らの投獄、拷問、処刑も同時に行われています。

回廊をつなぐ小さな塔は、監獄として使用されているものも多く、
その壁には、囚人たちの落書きがいくつも残されていました。
呪いめいた言葉も書かれてあったりしてねえ・・・ 背筋が寒くなりましたよ。

ロンドン塔に出てくる有名な幽霊としては、権力争いに巻き込まれた末、
殺害されてしまった幼い兄弟、エドワード5世とヨークでしょうか。
現在ではブラッディー・タワーと呼ばれている塔から、ある日忽然と姿を消した彼ら。
その200年後にホワイト・タワーで、彼らのものと見られる骨が見つかっているんです。
それ以来、手をつないで散歩する兄弟の幽霊が見られるようになった・・・とのことです。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔2」

敷地内には、15世紀のチューダー朝時代から変わらぬ装いをした衛兵が居ます。
サービス精神旺盛なので、いつでも一緒に写真を撮ってくれます。
(このときも写真撮影に応じていますね)
この日は寒かったので、上に黒いマントを着用しています。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔5」

現在の衛兵がいるのは、歴代の王の儀礼時に使用された王冠、
宝石類が保存されている建物になります。純金のスプーンや花瓶はもちろん、
歴代王の王冠などは、もう贅沢の極みといいますか・・・ 
この建物内部の所蔵物だけで、いったい何億円になるんでしょうね。何兆円かな?

ちなみにこの衛兵さんは、ブーツを踏み鳴らしながらの行進中でした。
普段は静止しているけど、たまに動き出すのでビックリする。
彼もチューダー朝時代の衛兵さん同様、冬のコートを着用していますね。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔6 ]

ひそかに楽しみにしていたのは、ロンドン塔で飼育されているRaven(カラス)!
世界最大級のワタリガラスらしいですよ~。
日本のカラスも大きいのに、それよりもさらに大きいのか! 

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔7」

・・・いや、意外にフツー。

なぜ、カラスがロンドン塔で飼育されているのでしょう?
なんでも17世紀にチャールズ2世が占い師から、
「カラスを駆除するとロンドン塔だけでなく、英国も滅びる」と予言されたからだそうで。
それ以来、Raven Masterが大切に飼育、管理しているようです。21世紀の今になってもね!
(諸説では、アーサー王の生まれ変わりとも言われています)

カラスちゃんたちは、羽を切り込まれているので逃げることはできません。
声帯もいじられているのか、「グウウウ」というダミ声を発するのみ。ちょっとかわいそうだな。
ロンドン塔にお住まいということで、わたしのような移民よりは、
はるかに階級の高いカラスちゃんたち。そんな彼らのお食事は、
国会からの特別資金により購入された生肉だそうですよ~! ぜいたくな!

ぴょんぴょん飛び跳ねる様子は、とってもカワイイのですが、
毎年何人かの観光客が噛まれているので、くれぐれもご注意ください。
彼らは「Raven Master」でなければ操ることができません(いちいちカッコいいな、英国め)。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドン塔8」

目の前に見えるは、タワー・ブリッジ。
英国の建物は、ロンドン塔然り、タワー・ブリッジ然り、曇り空がよく似合う。

ロンドン塔の入場料は、ロンドンで最も高い20.90ポンドです。
ビックリするような高さですが、値段相応に見所にあふれています。
あふれすぎてて、5時間も内部に滞在していたよ・・・

●The Tower of London(世界遺産)
http://www.hrp.org.uk/TowerOfLondon/

tubeの最寄り駅はTower Hillですが、
ロンドンの旧式バス、ルートマスターの15番に乗るのはいかがでしょ? かわいいよ!
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2012/11/27(Tue)

ロンドンの秋を観に行こう

今年は、4年間のロンドン生活の中で、秋が最も長かったように思う。

これまでは、サマータイムが終わると、あっという間に日照時間が短くなって、
あっという間に木々の葉が散って、あっという間に寒くなっていたからなあ。
温暖化の影響かもしれませんが、秋をしっかり感じることのできる日本に
32年間住んでいたわたしには、とてもうれしいことでした。

というわけで、すでに秋は終わりに差しかかっておりますが、
今年ロンドンで観た秋の風景をご紹介します。下手な写真だけど、ちょっとは伝わるかな?

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉」

9月から11月終わりにかけて、よく見かける夕焼け。
夏だと日照時間が長すぎるせいなのか、空が焼けることは滅多にないように思う。

会社帰りにボンヤリ歩いていたら、あまりにキレイな夕焼けだったので、
家まで走って帰り、デジカメを携え、自宅から徒歩20分のところにある
ハムステッドヒースに向かいました。これは、その途中で観た夕焼け。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉2」

ハムステッドヒースまでは、どんなに急いでも15分はかかってしまう。
ヒースに到着したときは、夕焼けショーはすでに終わりの雰囲気。
太陽って傾きはじめると、一気に姿を隠してしまいますよね・・・

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉3」

とは言え、ヒースの一番高い所までやって来ました。
わたし同様、夕焼けを観に来ている人が何人かいる。一眼を持っている人たちもいました。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉4」

ところ変わり、こちらは好きな公園のひとつ、セント・ジェームス・パーク。
バッキンガム・パレスとトラファルガー・スクエアを結ぶ公園です。
公園の中の川、そこにやって来る鳥たち、そしてもちろんおなじみのリス。
とてもほのぼのしているんですよ。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉5」

ここの公園は春になると、たくさんのアーモンドの木が可愛らしい花を咲かせます。
日本の桜に似ている花ね。そして秋は、黄色く色づいた葉。泣けるなあ。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉6」

この子たちの間抜けな顔を見るたび、いつも心がなごみます。
沈みかけた太陽の色と落ち葉の色に、この子たちの白色が映えますねえ。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉7」

ロンドンの木々の葉は、色づくものもあれば、緑のまま落ちるものもあります。
緑の葉は、夏が終わったことをいつまでも悲しんでいるようで、なかなか良いものですね。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉8」

公園には、愛を語り合う者たちもいます。
飼い主を見つめる犬の目が優しいねえ。うらやましい。私も犬と暮らしたい。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉9」

こちらはグリーン・パーク。その名のとおり、緑の葉が多かったです。
木々から覗く太陽の光は、すっかり秋の色ですねー。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉10」

大理石でできたマーブル・アーチ。
この門は、ローマのコンスタンティヌスの凱旋門を元に造られたようです。
昔はそれこそ王族のための門でしたが、今や風景の一つに過ぎません。

そして、この門のそばにある公園が、ロンドン・オリンピックのときに、
トライアスロンのコースとして使用されたハイド・パークです。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉11」

ハイド・パークではクリスマスが近づくと、ウィンター・ワンダーランドという
移動式遊園地がオープンします。1年目に友人らと遊びに行ったのですが、
そのときに乗ったジェットコースターで首がムチウチになりました(泣)。
まさに、観覧車のそばにあるジェットコースターですね。怖かった・・・・。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉12」

葉が散るタイミングって、木それぞれなんですね。十人十色ならぬ、十木十色だ。
大量の葉が一斉に散るので、じゅうたんのようになります。
キレイに整えられた芝生の色との対比が、とても美しいですねー。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉13」

木の健康のためなのか、夏の終わりには、枝を刈られた木の姿も見かけます。
とても寒そうだけど、来年の春に向けてがんばってください。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉14」

あったかい日には、人間はもちろん、リスたちも活発に行動しています。
セント・ジェームズ・パークやハイド・パークのリスたちは、人間に慣れているので、
近くまでやって来ては「食べるものくださいな」とおねだりしてきます。
可愛いけど、噛まれたら破傷風などの病気になってしまうので、ご注意くださいね!

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉15」

この池が、トライアスロンのプールとして使用されました。覚えていますか?
普段はご覧のとおり、鳥たちの住処なので、選手たちの健康状態が本気で気がかりでした。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉16」

いつもより長めの秋を楽しむのは、ロンドン在住者も同様。
お弁当と大きなカメラを持つパパ。ベビーカーを押しながら、子どもに話しかけるママ。
そして、彼らのことを気づかうフリをしながらも、思いっきり駆け回る犬。
そんな彼らを見て微笑むわたしは、我ながら不審者だなあ~。でも、微笑まずにはいられない。

イギリスロンドン貧乏生活「2012年ロンドンの紅葉17」

ほかにも、とっておきの場所があるのですが、長くなるのでここまで。

ロンドン滞在の最後に、良い景色をたっぷり堪能してしまったことで、
ますます惚れてしまいました。片想いとは、いつも実らぬものだね。

本帰国まで、あと少し。
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2012/11/26(Mon)

グリニッジからテムズ川クルーズをしてみました

今思えば、「エミレーツ・エア・ラインに乗る!」から始まった、
ロンドン1日観光は、なかなか充実したものでした。

ちなみにルートはコチラ↓
ストラトフォード-(DLR)-ロイヤル・ビクトリア-(エミレーツ・エア・ライン)
-ノースグリニッジ-(バス)-グリニッジ-船!

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ」

船は、公共交通機関のテムズクリッパーに乗ろうと思っていたのですが、
場所を間違っていたらしく、いつの間にか観光客向けの船に乗っていました。一人で。
観光船なので、テムズクリッパーで使えるオイスターカードは使えず。
おかしいなあと思っていたんだ。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ2」

目の前を走るテムズクリッパー。カッコいいし、あったかそう・・・
観光船はカフェはあるものの、シートはむき出しなので寒いです。
そして、テムズクリッパーと比べると、むちゃくちゃ遅い。観光用だから仕方ないか。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ3」

川沿いのマンションは、形が変わっているものが多いです。
11月の花火大会は見放題なんだろうなあ。一部屋どのくらいするんだろう。
でも、このような近代的な建物は、イギリス人にはあまり人気がないみたい。
皆さん、昔からの一軒家を買い、リフォームしてますからねえ。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ4」

金融関連のビルが並ぶカナリーワーフ。どうも好きになれない。
土日になると人気がなく、とてもひっそりしています。

周囲に新しいマンションが次々できているけど、誰が住むんだろう???
金融にお勤めのスーパーエリートさんたちの平日のお住まいなのかな。
彼らの給料だったら、ロンドン郊外に家を買うことくらい余裕なんだろうなあ~。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ5」

タワーブリッジは遠目に見るとカッコいいね!
でも、シャード(三角のビルね)が景観を壊しまくってるよ(泣)。
ロンドンに高いビルなんて必要ないって思うのは、わたしだけなのかな。

そういえば、ロンドンオリンピックの開会式のときに、
ベッカムさんが運転するボートが、跳ね橋の下を通過しましたよね。
我々の乗る観光船は、跳ね橋の下ではなく、右手の道の下です(淋)。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ6」

タワーブリッジがあまりにカッコいいので、下からも撮ってみました。
カッコいいけど、青の塗装はどうしようもなくカッコ悪いね! 自然な色がいいと思うよ。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ7」

しつこいようですが、更にタワーブリッジ。
橋の上の通路までエレベーターで登ることができます(登った感想はコチラ)。
エミレーツ・エア・ラインよりも、タワーブリッジからの眺めのほうが100倍くらい良いです。
上空の通路では、結婚式やパーティなどができるみたいですよ! 夜景は素晴らしいだろうな。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ8」

タワーブリッジのそばにあるのは、お化けのメッカのロンドン塔。
1100年ごろに完成したロンドン塔は、はじめのうちは王の居城だったんですよね。
13世紀からは建物の一部に監獄を設け、14世紀からは処刑場になってしまう。
天気の良い日でも、この塔の周囲だけは気味が悪い・・・ という気持ちになってしまいます。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ9」

こちらは魚市場として使われていた建物です。
なんだ、普通の建物だな・・・

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ10」

あっ! 風見鶏ならぬ風見魚!

ここにあった魚市場は、金融関連のビルが並ぶ、カナリーワーフのそばに移転しています。
Billingsgate Marketという名前で、火曜から土曜日の朝4時ころから、
築地市場のごとく、業者向けへ魚の販売を行っているようです。
朝早いし、生魚を調理できる環境にないので、一度も訪れたことはありません。
友人によると、「新鮮で、ものすごく美味しい!」んだとか・・・ いいな、お魚・・。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ12」

ミレニアムブリッジを下から撮ってみました。
橋ができた当初は、設計を間違えたのか、大揺れしたといういわくつき。
もちろん、今は揺れひとつ感じないですよ!

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ13」

グリニッジから約50分ほどかけて、よーやく中心地に戻ってきました~。
ロンドン・アイには一度も乗らなかったなあ。夜景はとてもキレイなんだろうけど、
何しろ高いので、気が引けてしまうし、実は観覧車恐怖症なんですよ。

ちなみに、ロンドン・アイのカプセルは貸し切り可能です。シャンパン付きプランもあったりする。
友人の知り合いは、ここのカプセルでシャンパンを飲んでいるときにプロポーズされたんだとか。
あら! なんとロマンティックなんでしょう! と思いましたが、
よくよく聞くと、貸し切られたカプセルには、シャンパンを運ぶスタッフも同伴するようで。
ロマンティックどころかむしろ、気まずいのでは・・・ 外国人の皆さんは気にしないのかな。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ14」

ビッグベンのそばが観光船の終着駅になります。

最後は全員でガイドさんへ感謝の拍手を送ります。
船から降りるときにチップを募っているので、お礼にいくらか入れておきました。
隣に座っていたおじちゃんは、10ポンド札を入れていましたよ。ビックリ。

イギリスロンドン貧乏生活「テムズ河クルーズ15」

逆光のままだと申し訳ないので、前から国会議事堂を撮ってみました。
初めて観たときは、心の底から感動したなあ。

遠い記憶ですが、アニメのピーターパンが、この時計台の周囲を飛んでいたんですよ。
その後、テレビか本で、この角度の国会議事堂を写真で見たのですが、
そのときはイスから転げ落ちるほど驚いたものです。
ピーターパンは本当にいるんだ!ってね。
あのときの感動と驚きがよみがえって、4年前はこの場所で一人震えていましたよ。

なんだ。
渡英前までは、イギリスに興味なんてなかったはずなのに、
実は子どものころから、イギリスに興味深々だったんだ。

★テムズ川のクルーズは昼のほか、夜も行われています。
たくさんの会社がボートを所有しているので、比較してみると面白いかな。
当初はディナークルーズに友人と乗る予定でしたが、
ほかのボートが通過すると、大きく揺れるのでやめました(実は船恐怖症)。
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2012/11/25(Sun)

実は世界遺産指定でしたよ、グリニッジ

ロンドン生活も残り2週間を切ってしまいました。早いなあ。

航空券を買い、次の入居者を見つけ、契約関連はすべて解約し、
さらには会社を退職するのに、「・・・で、いつロンドンに戻って来るの?」とか、
「また戻って来るような気がする」と言われるのは、何故か。
・・・いやいや、ありがたいことですな。でも、しばらくは日本で暮らしたいよ。

イギリスロンドン貧乏生活「エミレーツエアライン12」

先日、ロンドン公共交通機関の新参者、エミレーツ・エア・ラインに乗ってみたのですが、
発着駅となるロイヤル・ビクトリアは単なる新興住宅街だし、
ノースグリニッジは、この写真の「The O2」とカフェしかない。

このまま帰宅するのも寂しいので、ノースグリニッジから
天文台で有名なグリニッジに行ってみました。168などのバスで15分程度。

イギリスロンドン貧乏生活「グリニッジ巡り2」

グリニッジといえば、天文台、国際標準時間をイメージされる方が多いと思いますが、
あのヘンリー8世誕生の地としても有名なんですよ~。
イギリス国内を巡っていると、たびたび彼の名前を目にすることがあります。
彼の功績のほか、ローマ教会からの離脱など、彼の起こした諸々の問題を抑えながら、
ロンドンやイギリスを巡ると面白いんじゃないかなあ。

イギリスロンドン貧乏生活「グリニッジ巡り」

写真右手には、London Maritime Museumがあります。
やや小高い丘を登れば、標準時を刻みつづけるグリニッジ天文台。
天文台自体はしょぼいのですが、丘からの見晴らしは最高です。晴れた日に訪れてくださいね。
(丘については過去に書いているので、今回は割愛します)

イギリスロンドン貧乏生活「グリニッジのマーケットで食べる」

グリニッジには、全天候型のマーケットがあります。
ストールで売られている物は、ほかのマーケットとあまり変わりない気がするけど、
周囲のアンティーク屋さんは良さそうな雰囲気(高いから買わないけど)。

そうそう、ここのマーケットには日本食のストールが2つありますよ♪
お寿司おいしそうだったなあ。

イギリスロンドン貧乏生活「Royal Hospital for Seamen」

グリニッジ財団が管理をしている、元Royal Hospital for Seamenの建物。
これらの建物は、セント・ポールの修復にも携わった、
イギリスの建築家クリストファー・レンが担当しています。
1696年に着工、1712年に完成。16年もの月日を費やしているだけあって、とても立派です。

病院自体は、1869年で閉鎖になってしまいますが、その後、Royal Naval Collegeが
1873年から1998年までこの建物を所有することになります。

イギリスロンドン貧乏生活「グリニッジ巡り3」

Royal Naval Collegeが所有している間に、世界遺産指定となったようです。
4年間もロンドンに住んでいるのに、この建物が世界遺産とは、今の今まで知りませんでした(恥)。
保存状態が良いので、完成から100年程度の建物だと思っていたのよ。

これらの建物はグリニッジ財団が管理していますが、一部は大学に貸し出しされています。
グリニッジは観光客は多いものの、静かな環境なので、勉強には最適でしょうねえ。
お金があれば、大学院で勉強し直したいですよ。お金があればね・・・(泣)

イギリスロンドン貧乏生活「グリニッジ巡り4」

右手にある建物の内部は、Royal Naval Collegeの大ホールとして使用されていました。

三次元のように観えますが、実は二次元です。すべて絵です。
こまめに修復はされていますが、基本的には1800年代後半のもの。まいったね。

イギリスロンドン貧乏生活「グリニッジ巡り6」

イギリスの城や修道院などでは、ボランティアスタッフによる解説が行われています。
なぜか皆さん、当時の格好をしているんですよね。
そして演劇をしている人たちがほとんどなので、やや演技入っています。
無料なので、彼らの姿を見かけたら、ぜひ参加してみてくださいね。

イギリスロンドン貧乏生活「グリニッジ巡り8」

そうそう、川沿いにはビール醸造所もありましたよ! 
種類もたくさんあるので、かなり迷ってしまいましたが、店員さんのおすすめを選択。
フルーティな味わいで美味しい(←いかにも味覚音痴な人の感想ですね)!
この後で船に乗る予定があったので、ハーフにとどめておきました(泣)。

ビールを飲んで上機嫌になった私の目の前に、
突如出現したのは、快速帆船「カティサーク号」! カッコいいけど、逆光でした。

イギリスロンドン貧乏生活「カティサーク」

カティーサーク号は、インドからイギリスまで紅茶を運んでいました。

イギリスのインドにおける紅茶栽培、販売といえば、中学の歴史にも登場する東インド会社。
この会社の独占が終了すると、イギリスまでいかに紅茶を早く運ぶことができるか、
各国の各船会社が熾烈な争い、ティーレースを繰り広げることになります。
ビジネスにしろ、技術にしろ、競争なくして発展なし。
競争を忘れてしまったら、衰退あるのみ ・・・なんて当たり前のことを言ってみる。
この辺りの歴史は本当に面白いので、興味のある方は調べてみてくださいね。

ちなみに、こちらのカティーサーク号。
修復作業中の2007年に、火災により船体の一部が焼失(号泣)していますが、
2012年4月から一般公開をできるまでに修復が完了しました。


マーケットと天文台だけで、グリニッジを分かっていた気分になっていたわたし。
この場を借りて、グリニッジにお詫び申し上げます。
1日では足りないほど、見どころにあふれた町だったんですね・・・。ごめんね。
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2012/11/24(Sat)

レイラインの始まりの地、セント・マイケルズ・マウントへ渡りたい

一直線で結ぶことができるよう建造された遺跡群。
この直線をレイラインと呼ぶらしいですね。しかも、日本にもあるようで。

摩訶不思議なこの発想、どこの国発祥なんだ? と思って調べてみたら、
イギリスの考古学者(アマチュアだそうで)が提唱したものでした。
ああ、確かにイギリスっぽいかも・・・。

先日訪れたグラストンベリー・トーは、まさにそのレイライン上の遺跡でした。
そして、コーンウォール西部の日帰り旅行の最終目的地、
セント・マイケルズ・マウントは、レイラインの始まりの地なわけですよ。
偶然にもレイライン巡りをしていたんですね、わたし。

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント3」

セント・マイケルズ・マウントは、ペンザンスからバスで10分ほどの所にある、
Marazion(マラジオン)という小さな町のそばにあります。
観光地なのでお土産屋さんはいくつかあるものの、シーズンオフのため人もまばら。
秋冬って何をして稼いでいるのだろう・・・ なんて余計な心配もしたりして。

目的地のセント・マイケルズ・マウントへ訪れるには、
干潮時に現れる石の道。ここを歩いて渡るか、もしくはボートで着岸します。
もちろん、干潮の時間はバッチリ調べました♪ ぬかりなし♪

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント」

・・・めちゃめちゃ潮、満ちてる!!!

なんじゃ、こりゃ! 目の前に島があるのに渡れん(泣)!
何のためにマラジオンまで来たのか・・・

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント2」

呆然としてると、島から一隻のボートがやって来るではありませんか!
大喜びで近づくも、「今日は土曜日だから島も城も閉まっているよ」とのこと(泣)。
「それでもいい!」という意味不明の主張は、当然受け入れられず・・・ 
バカ、わたしのバカ! なぜもっとしっかり調べなかったのだ!


セント・マイケルズ・マウントの、「マイケルズ」は大天使ミカエルの英名。
その由来は、はるか昔5世紀のこと。
ある漁師がこの島の断崖に、大天使ミカエルが降り立つのを見た・・・
という言い伝えがもとになっているようですよ。ウーム。

そういえば、モン・サン・ミシェルも大天使ミカエルの名ですよね。
あそこにも彼は降り立ったのかしらね。
ちなみに、セント・マイケルズ・マウントは英国版モン・サン・ミシェルとも言われています。
フランスよりも観光地化されていないので、静かに見学したい人はイギリスがおすすめかな。

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント5」

もともとこの島は、コーモランという巨人が住んでいたようです。
巨人なので、満潮時でも歩いて本土まで行ける彼は、略奪の限りを続けていました。
そこで巨人退治に名乗り出たのは、ジャックという名の少年。

剣で倒すのではなく、ジャック少年が掘った深い穴に巨人を落とすことで、
退治と相成ったそうで・・・ なんだか地味な結末。
ちなみにこのジャック少年、その後はあのアーサー王の円卓の騎士に選ばれます。
物語とはいえ、なかなか興味深い話ですね~。

そういえば、北アイルランドに行ったときもジャイアンツ・コーズウェイという土地には
巨人伝説が残っていました。イギリス(欧州?)にありがちな昔話なのかな?

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント6」

セント・マイケルズ・マウントに渡れなかったため、帰りのバスまでの時間がたっぷりある。

そこで、マラジオンからペンザンスまで歩いて帰ることにしました。
バスで10~15分程度だから、せいぜい40分くらいだろうと思っていたら・・・
1時間かかりましたよ! 良い運動になった。

車道沿いを歩くのはシンドイけど、海や自然を眺めるのは心地よいものです。
1時間なんて本当にあっという間。

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント7」

そういえば、大きなカメラを構えた集団がいました。
何かと思って近づいてみたら、なんとなんとウサギちゃんですよ~! 
望遠にして撮っているので、ウサギちゃんたちの姿はブレちゃってるけど、
肉眼では、彼らの愛らしさをハッキリと見ることができました♪

でもさ・・・ 遠くで発砲の音がするんですよ。
イギリスでは夏の終わり頃から、カモやウサギなどの狩猟(ゲーム)解禁となります。
もしかして、このウサギちゃんたちもターゲットになるのかしら(泣)。

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント8」

海沿いを歩けば、波とたわむれる犬たちの姿を多く見かけます。

この子は、飼い主のおばあちゃんを気遣いながら、
後ろからゆっくりと歩いていました。時折、おばあちゃんの顔を見上げては、
「おばあちゃん大丈夫? 疲れていない?」って尋ねているみたいで。あったかいねえ。

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント10」

ペンザンスでは、黒字に白の十字が刻まれたコーンウォールの旗が出迎えてくれました。

日帰りのコーンウォールの旅。
かなり忙しなかったけど、天気に恵まれたおかげで疲れ知らず!
次また訪れることがあるのなら、太陽がいつまでも沈まない夏の時期がいいな。
セント・マイケルズ・マウントに渡り、夜はミナックシアターでお芝居に酔いしれるんだ。
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2012/11/23(Fri)

一人の女性が50年間、情熱を注いだ「ミナックシアター」

一人の女性が、50年もの長い時をかけて完成させたミナックシアター。
創造をはるかに超えた、とんでもないシアターでした。

イギリスロンドン貧乏生活「ミナックシアター」

この偉業を成し遂げた女性の名は、Rowena Cade。
1893年に生まれ、1931年よりミナックシアターに着手。
1983年、90歳でその生涯を閉じるまでの約50年間、
すべての情熱をミナックシアターに捧げていたと言われています。

第一次世界大戦終了後の1920年代。
この地にやって来たロウィーナは、現在のミナックシアターのある場所を100ポンドで購入。
当時の値段で100ポンドは、相当な大金だったんでしょうね。
この人里離れた不便な場所を、なぜ100ポンドもの大金で買い上げたのか。

イギリスロンドン貧乏生活「ミナックシアター2」

それは、この景色を見れば分かると思います。
コバルトブルーの海、白い砂浜。
まるで忘れられた楽園かのように、それらはひっそりと存在していました。
・・・ああ、彼女は守りたかったんだろうな(あくまでも推測だけどね)。

この地を購入後、彼女は自らの家を建てるのですが、
折りしも、ここウェスト・コーンウォールでは、DIYによる演劇が流行っていました。
そこで彼女は家の庭をシアターに見立てて、1929年『夏の夜の夢』を上演。
洋服作りの技術に長けていた彼女は、出演者のコスチュームも作っているんですよ!

なかなかの人気を博した『夏の夜の夢』は、1930年にも上演。
その後、『テンペスト』上演の依頼を受けたことをきっかけに、
より本格的なシアターを意識するようになります。

『テンペスト』初上演は1932年。
厳しい冬のおかげで、十分な設備をそろえるまでには至らなかったようです。
何しろ照明は、車のヘッドライト。シートもありません。
しかし、簡易の舞台を、役者たちを照らす夜空の月、そして眼前に広がる海。
これよりも素晴らしいシアターは、どこにあるというのでしょう! 
当時のお芝居を観ていないけど、観客たちは大きな感動に包まれたといいます。

トムという協力者はいたものの、基本的にはロウィーナ一人で造り上げたミナックシアター。
それが、こちらになります。

イギリスロンドン貧乏生活「ミナックシアター3」

ミナックシアターの「ミナック」は、コーンウォールの言葉で「岩場」を表します。
この辺りは断崖絶壁の崖や岩場が多く、砂浜はほんの一部。
写真奥に見える崖に、このシアターを造ったのです。

イギリスロンドン貧乏生活「ミナックシアター4」

立地的に重機を運ぶことができないため、リアカーで石を運び続け、セメントで固定する。
すべて手作業ですよ。しかも、50年という長い間ずっと。

イギリスロンドン貧乏生活「ミナックシアター5」

石のシートは長時間座るには、不向きかもしれません。
でも、彼女の情熱を思えば、座れるだけでも有難いというもの。感激です。

イギリスロンドン貧乏生活「ミナックシアター6」

今のわたしには、彼女の情熱のひとかけらすらも無いように思う。

年を重ねるごとに、うまく生きるコツを身につけてしまったようです。
ここでもう一度、10代のころに思い描いていた夢に向けて、歩みを進めようと思う。
実現に至るまで何年かかるか分からないし、実現するかも分からないけどね。
まずは50年、がんばってみよう。

イギリスロンドン貧乏生活「ミナックシアター7

そうそう、彼女はシアター完成を前に亡くなっています。90歳でした。

彼女が遺したスケッチブックには、今後のミナックシアターの構想が書かれています。
シアターとともに生きた彼女の遺志は、そう遠くない未来に実現しそうですね。

イギリスロンドン貧乏生活「ミナックシアター8」

追記)

お芝居は5月~9月までの期間限定で上演されます。
こんなにも素晴らしいシアターでお芝居を見ちゃったら、最初から最後まで号泣だな。
とても行きにくい場所にあるので、お芝居をご覧になる方は、
シアターそばにホテルを確保するか(あるのかな)、レンタカーを手配したほうがいですよ。

★The Minack Theatre
http://www.minack.com/index.htm
冬季は見学のみ。見晴らしの良いカフェあり。

Western Grey Houndの504番か501番のバスがおすすめ。
わたしはランズ・エンド11時40分発の504番に乗りました。
なお、501番はミナックシアターではなく、その近くに止まります。
シアターまでは坂道を登るだけですが、分からない場合はドライバーに尋ねてくださいね。
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2012/11/22(Thu)

イングランド本土最西端、ランズ・エンドへの道

帰国日が迫る10月のある日、わたしは夜行バスに乗り、
イングランド南西端の州、コーンウォール内のペンザンスという町を目指していました。

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道」

夜行バスの出発時間は、夜の23時すぎ。
その前に友人らと食事をしていたので、実はギリギリの乗車でした。

ペンザンスまではNational Expressの夜行バスで約9時間くらいかな?
スコットランドのグラスゴーへ夜行バスで行ったときは約8時間。
グラスゴーのほうが遠いイメージなのに、なぜかペンザンス行きのほうが乗車時間が長い。
その理由は、直行ではなく、ヒースローやバースなど、ちょくちょく停車するからなんです。
停車のたびに運転手の声で起こされるので、短時間で深い睡眠を得られない人にはキツイかな?

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道2」

途中から深く眠っていたようで、いつの間にか海沿いに出ていました。
朝日の美しいこと、美しいこと。夏時間だったら、この景色は見られなかっただろうな。

ちなみに、ペンザンスまではパディントンから電車で行くこともできます。
しかも! イギリスでは2路線しか走っていないという、貴重な寝台列車ですよ!
乗り物好きは必見のレア列車ですが、あいにく寝台車のみ売り切れでした。そして、高い。
(もうひとつの路線はロンドン-スコットランドですよ!)

イギリスロンドン貧乏生活「セントマイケルズマウント11」

ペンザンスへようこそ~! と出迎えてくれています。石碑が。

英語の下に書かれた文字は、コンウォール語になります。
一時、話者の不在により断絶の危機に瀕していましたが、英国政府により復活対象の
言語として認定されて以来、保護活動が進められているようです。

ここからの目的地は、イングランド最西端の地ランズ・エンド!

イギリスロンドン貧乏生活「オリンピック聖火を運ぶ」

ランズ・エンドといえば、記憶にも新しい聖歌リレーの出発地でしたね。

黄色く塗装されたブリティッシュ・エアウェイズの「The Firefly」が、
ギリシアから聖歌を運んでいました。そんで、ベッカム先生が聖火台に火を点すのです。
何度観たことだろう、これら一連の映像を・・・・
ちなみにベッカムはランズ・エンドではなく、ペンザンスから近い町に登場しています。
さすがにランズ・エンドの地に飛行機は着陸できませんからねえ。

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道3」

ランズ・エンドまではバスで一本です。シーズン中は特別観光バスが運営されていますが、
シーズン外はローカルのバスで、のんびり、ゆったり行くしかありません。
ローカルバスは、Western Grey Hound社が運営しています。
ほかのバス会社もあるのですが(写真奥)、ランズ・エンド行きはこの会社しかないかな?

National Expressの夜行バスでペンザンスに到着した場合、
9時10分発の504番に乗車すると10時15分には、ランズ・エンドに辿りつきます。
レンタカーだったら15分~20分程度で行けるかもしてませんね。
何しろローカルなので、集落をアチコチ巡るため、時間ばかりがかかります。
(わたしは田舎町の風景が大好きなので、ヨダレを流す勢いで車窓を眺めています)

★バスの時刻表はコチラ
504(日曜日はお休み)
http://www.westerngreyhound.com/route_pdf2/504.pdf

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道4」

ランズ・エンドに到着~!
いやー、びっくりするほど観光地化されています~(泣)。
門をくぐった所には、遊園地のようなアトラクションまで設置されている(号泣)。

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道5」

入り口周辺は、怒りを覚えるほど安い観光地になっていますが、
岬に出れば、このように素晴らしい景色が広がっています。来て良かった(泣)。

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道6」

天気の良い日を狙って行って良かったですよ、本当に。
この辺りは大西洋からの強い風が吹き付けるので、とにかく寒いです。
これで雨が降っていようもんなら・・・ 悲壮感にあふれそうだわ。

写真奥の白い家はカフェになっているのですが、シーズン外なのでお休みです(泣)。

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道7」

白い家がオープンしていたら、この景色を見ながらお茶をすることができたのに!
それにしても、見事な海食崖だと思いませんか? 
昨年の夏に訪れたスカバラー(イングランド北部)の海岸も美しかったけど、
あちらはビーチとして手を加えられているため、人工的な感じは否めなかった。
ところがランズ・エンドの海はどうだろう! 自然の荒々しさがそのまま! 実にいい!

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道8」

興奮したので、バスの時間まで散策することにしました。
ここもやはりNatonal Trustの管理下。このマークを何度も見てきたなあ。

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道9」

不自然な形に割れた岩。雷に打たれたのかな?

写真でもお分かりのように、わたし以外に人の姿はありません。
鳥の声もしない。聴こえるのは、海から吹く風の音と、崖に打ち付ける波の音だけ。
空の蒼さがまぶしすぎて、宙を見上げることもできない。
心地良さと不安とが危うく入れ替わる孤独感。・・・少し怖いね。

イギリスロンドン貧乏生活「ランズエンドへの道10」

しばらく歩き続けていたら、民家が見えてきました。
心の底からホッとしているということは、孤独の意味を少しは理解し始めている。
・・・ということになるのかもしれないな。

バスまでの時間があれば、ここに腰を降ろして、この素晴らしき景色を堪能していたかった。
きっと二度と訪れることができない。それを直感として分かっているから、
何度も何度も振り返って、何度も何度も別れを告げたよ。

無理してでも訪れて良かった。
イングランド最後の旅行にふさわしい場所でした。
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