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    半年だけの滞在のつもりが、4年間もロンドンに住んでいました。ロンドンでの生活、ヨーロッパ旅行を中心にお届けします。


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2011/04/18(Mon)

ありがとうをあなたに

東日本大震災から11日が経過した2011年3月22日。
この日に大切な友だちが、もうこの世にはいないということを知りました。

泥酔して2階から飛び降りた直後、ひたいから血を流しながら豪快に笑っていたり、
花火の噴射口を逆に持ってしまったため、火花を顔に浴びてしまったりと、
なんだかめちゃくちゃな人でした。

でもね。
すっごく優しい人だったんです。
ただ優しいだけじゃなくて、本気で叱ってくれる、そういう優しさ。
ジブリの映画を見て泣いちゃったり、ニンジンがダメだったり、
そういう子どもっぽさが何だかかわいらしかった。

すっごくまっすぐで、自分以上に友だちのことが大切で、
いつでも心の中に熱いものを持っていて、
いつでも楽しむことを忘れずにいる姿が、何だかとても好きだった。


憎らしく思うときもあったけど、思い出すのは楽しいことばかり。
たくさんの笑いと、あったかい優しさをありがとう。

わたしはまだ何も返せてないけど、
君が行きたかった場所を、君の代わりに旅をしよう。
君が好きだった音楽を聴き続けよう、好きだったお酒を飲もう。
そして、時には君のことを思い出すよ。


イギリスロンドン貧乏生活「プリムローズヒルの4月」


まさかこのようなことが起こるとは、思ってもいませんでした。
「友だちは絶対無事だ」と根拠のない自信がありました。
そして、信じてもいました。

この「知らせ」を受けたときは、まったく理解できませんでした。
あえて、その事実から目を背けていました。
1カ月経過した今、このように文章にしているけど、
実は心のどこかで、友人が無事であることを
いまだに望んでいるようにも思います。

当たり前のように太陽が昇り、当たり前のように太陽が沈む。
変わり映えのない毎日をつまらなく思ったこともあるけれど、
この変わり映えのない毎日こそが、実は何にも代えがたい、
かけがえのないものなんだと思います。
大切な日々を無駄なく過ごししていきたい。


・・・・良かった。
ようやく、心を整理することができた。

明日からは短期間で日本に帰国します。
家族、友だちとの再会を、これほど待ち遠しいと思ったことはなかったよ。
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2011/04/17(Sun)

【観光】ヘンリー8世のお気に入りハンプトンコートパレス

ヘンリー8世をご存知ですか?

イギリスにおける絶対王制を確立したチューダー朝の王であり、
気に入った女性を見つけると、それまでの妻に背徳の罪を着せるなどして無理やり離婚。
その結果、生涯にわたり6人もの妻をめとったと言われています。
ヘンリー8世は当初、熱心なカトリック教徒でしたが、
最初の妻、キャサリン・オブ・アラゴンと離婚すべく、
ローマ・カトリック教会から離脱してしまうんです。すごい執念。

歴史上では悪名高きヘンリー8世ですが、英語以外にも
習得の難しいラテン語をはじめ、外国語を自由自在に操ったり、
美術、音楽、馬術などにも長けていたそうです。
文武両道、でも、女性に対してはだらしない人だったのかな?

そんなヘンリー8世お気に入りの旧王宮「ハンプトンコートパレス」に行ってきました。
場所はロンドンのWaterlooという駅から鉄道で30分程度。テムズ川の上流に位置しています。
途中、ウィンブルドンというテニスでおなじみの駅を通りすぎます。
ちなみに、ハンプトンコートパレスはロンドン市内。
だから、ロンドンの交通機関で使用できるオイスターカードで行くことができます。
(オイスターカードは、日本で言うSuicaのようなものです)

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス」

この日は天気がとても良く、花々もひときわ美しく見えましたよ!
写真の花は・・・・ 桜かな? ちょっと南国っぽくも見える。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス3」

カフェやレストランに詳しい友人の調べで、
駅前にある「five at the bridge」で腹ごしらえ。
サンドイッチが素朴な味わいで、なんとも美味しい!

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス2」

イギリスのカフェやパブは、春夏になるとガーデンを解放します。
誰しも考えることは一緒。室内よりもガーデンでお茶がしたい。
この日はすでにお客さんでいっぱいでした。残念!

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス4」

レンガ造りの立派な建物ですね~
実は、もともとは王宮として造られたわけじゃないんです。
ヘンリー8世の側近にして、チューダー朝の頭脳ともいえる
ウルジー枢機卿が自らの居住地として造り上げたものなんです。

前述したように、ヘンリー8世は最初の妻、キャサリンと離婚する際、
ローマ・カトリックから離脱しています。
しかし、もともとは熱心なカトリック信者だったヘンリー8世は、
ウルジー枢機卿に対して、離婚に反対するローマ教皇を懐柔するよう命令をしています。
頭脳明晰なウルジー枢機卿でも、これは無理難題だったのでしょう。
ヘンリー8世の目論見通りにはいかず、ローマ・カトリックとの関係が悪化。
これを面白くないとしたヘンリー8世のご機嫌を伺うため、
ウルジー枢機卿は自らのために建てた宮殿を進呈したのです。
つまり、ヘンリー8世は美味しいところ取り&わがままな王さまってことですね。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス5」

ヨーロッパって、こういうよく分からないものが設置されています。
日本で言う、狛犬みたいなものかな?

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス6」

ハンプトン・コート・パレスはとにかく広い!
時間に余裕があれば、1日かけて観て回りたいところ。
宮殿内にはカフェもありますよ!
ちなみに入口を入った最初の広場の左奥(写真左側)では、
音声ガイドを無料で貸し出しています。もちろん日本語もあります。
歴史をより詳しく知りたい方は、是非借りてみてください。
ただし、一つ一つの説明がものすごく長いです。面白いけどね。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス7」

美しいステンドグラスがありました。
ヨーロッパの王宮や宮殿、教会ではおなじみですね。
天気が良かったから、ステンドグラスから差し込む光がキラキラしていました。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス8」

宮殿内の中庭です。
浪費家だったと言われているウルジー枢機卿の、
贅沢な暮らしぶりが想像できますね。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス10」

太陽の光が柔らかに注ぎ込む廊下から外を見ると・・・・

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス9」

庭園が広がっていました。
「わあ・・・・ すてきだなあ」と思ったものの、
どうして木々が「きのこの山」型にカットされているのか・・・
そればかりが気になって仕方がない。いや、いいんだけどね。きのこでも。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス12」

この時計は、テムズ川の潮の満ち引きまで分かるよう設計されています。
と言っても、見方がまったく分からないんですけどね。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス14」

ヨーロッパの建築物に行くときは、天井や壁の装飾も観るようにしています。
当時の王家の紋章など、造りが非常に精巧なものばかり。
日本人ほど手先が器用な民族はいないだろうと思っていましたが、
なんのなんの、ヨーロッパでも緻密な造りには非常に長けていますね。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス15」

宮殿を見たら、広大すぎる面積を持つ庭園もご覧になってください。
(日比谷公園の3倍のようです。都民ではない私には想像しづらい)
ここは無料で見られる庭園です。庭園というか、公園かな?
見事な庭園は有料扱いですが、宮殿のチケット代金に含まれています。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス16」

庭園に入ってすぐの場所に、こんなにも不思議な形の木がちょこんと座っていました。
ドラゴンクエストに出てくるキャラクター「スライム」そっくり!かわいらしい!
でも、どうしたら、このような形になるんだろう・・・

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス17」

きのこの山がいっぱい・・・

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス21」

いっぱい。きのこの山だらけ・・・ 
美しいというかコミカルな庭園ですよね
もうね、なんだか笑いが止まらない

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス18」

ロンドンにある「セント・ポール大聖堂」を設計した
クリストファー・レンによる南正面口。とても立派です。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス11」

この南正面口に面しているのは、王の秘密の庭「Privy Garden」。
ウィリアム3世のために造られたと言われています。
遠くから眺めている分には美しいような気がするけど・・・

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス22」

近くで見ると、ちょっとビミョウ・・・ 
わたしの芸術的感性が劣っているのかな・・・

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス19」

この日は一日中天気が良く、光合成を存分に楽しむかのように、
葉の緑がイキイキとした輝きを放っていました。
サマータイムを過ぎたあたりから、冬がいきなり終わり、
春がいきなり始まるような感じがしていましたが、そうではないんです。

冬の間は、寒さから身を守るため、下を向いて歩きがちだったから、
木々や花々が春を迎える準備をしていたことに
気づくことができなかった。それだけのこと。

イギリスロンドン貧乏生活「ハンプトンコートパレス20」

冬の寒さを黙って耐えてきたんだね。がんばったね。

ハンプトン・コート・パレス。おすすめですよ!
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2011/04/14(Thu)

【生活】春は、来るよ。

イギリスでは3月最終日曜の午前1時にサマータイムになります。

サマータイムになると、時間が1時間進むので、
午前1時になったとたん、午前2時にタイムスリップします。
それとは逆に、サマータイムが終わる10月最終日曜の午前1時には、
時間が1時間巻き戻るので、午前1時になったとたん午前0時に戻ります。
たったの1時間なのに、なぜか私は毎回時差ボケのような症状になります。
時差が2時間、3時間ある国はもちろん、日本帰国時ですら時差ボケにならないのに!

イギリスの冬って、寒くて、暗くて、なんとなく救いようがないイメージ、でしょうか?
確かに、スコットランドやイングランド北部は、
「骨の髄まで凍えるような寒さ」のようですが、
私が住むロンドンって、実は東京と同じか、あるいは少し暖かいんです。
雨が多いと言われていますが、さっと降って、さっと止む。
ただ、日照時間が短くて、雨は降らないものの、どんより曇り空の毎日。
冬も好きだけど、やっぱり春の訪れが待ち遠しくなってしまう。

イギリスロンドン貧乏生活「セントジョンズパーク」
↑冬眠から覚めたばかりでお腹がすいてるの? 口から木の実が飛び出てるよ???

不思議なことに、サマータイムが始まると、
それまでのどんより曇り空はどこへやら。
冬の間、姿を消していた太陽がここぞとばかりに自己主張をはじめます。
冬至を過ぎたあたりから、少しずつ日照時間が長くなっていくことを感じるのですが、
サマータイムを過ぎると、その勢いが加速します。
3月までは18時になると暗くなっていたのに、
4月14日現在では20時過ぎてもどこか明るい。
あと少ししたら、22時すぎまで太陽の光を感じることができるんです。うれしいなあ。

イギリスロンドン貧乏生活「セントジョンズパーク2」

サマータイムが始まってからのお楽しみは、ロンドンの公園めぐり!
ロンドンって小さな街だから、時間があるときはバスや電車などの
交通機関は使わず、歩いて回ることをおすすめします。
街中のパブの軒先には、キレイに咲いた花が飾られ、
民家の庭には、花壇や木々が美しく整えられています。
これらを見るたび、「そういえば、ガーデニングの国だった」と納得してしまうんです。
(ロンドンの道ってゴミが目立つからねえ・・・)

わたしの好きな公園は、上記写真のグリーンパーク。
3月中旬からは、写真のような黄色が鮮やかな水仙が咲き始めます。

ちなみに、ここから10分も歩けば、ヴィトンなどのブランドショップが並ぶストリート。
さらに10分ほどでセルフリッジなどのデパートが並ぶ、
ショッピングに最適なオックスフォードストリートがあります。
日本で言えば、前者は銀座で、後者は新宿かな?
そんな都会のすぐそばに、広大な面積を持つ公園、緑が、花々が共存しているんです。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドンの桜2」

グリーンパークを南側に歩くと、ロイヤルファミリーが住む
バッキンガムパレスがあります。衛兵交代が行われる場所ですね。
そこの目の前の公園が、セントジョンズパーク。
ここは他の公園よりも規模は小さいながら、おだやかな川が流れ、
その周囲を桜や美しい花が囲んでいます。
3月中旬~下旬は、この公園で日本よりも少し早く桜を眺めています。

イギリスロンドン貧乏生活「プリムローズヒル2011」

天気の良い日は、自宅から徒歩20分ほどのところにある
プリムローズヒルで読書や昼寝をしています。
「ヒル」と言うだけに、ちょっと小高い丘からの眺めは最高なんですよ。
ちなみにこの公園そばのストリートは、美味しいケーキやコーヒーが楽しめるカフェが並んでいます。
ロンドンでもお気に入りの場所のひとつです。

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドンの桜2011」

4月になると八重桜が一斉に咲き始めます。
民家の庭、道、公園など至るところで八重桜が、
かわいらしい花を身にまとい、私たちの目を楽しませてくれます。
残念なことに、八重桜の桜並木を見たことがありません。点在しているんです。
ガーデニングの国なのだから、桜並木も実践してくれたらいいのに!

イギリスロンドン貧乏生活「ロンドンアイ2011」

サマータイム以降の空の色は、泣けるほど美しい。
まじりけのない透き通った青さは、不安、いらだち、悲しみを消し去ってくれるかのよう。
心が折れそうなときは、知らず知らずうちに空を見上げていた。
空に思いを馳せれば、はるか遠くの地にいる大切な人たちのもとに、
届いているような気がしていた。
いや、そばにいたかったのだ。それだけだ。

ヨーロッパは、これからいよいよ輝きだす。
わたしがいる間に遊びに行きたいと言っていた友人とは、
この土地で会うことができなくなってしまった。
だからこそ、出会った風景、見た色を、心に、言葉に、写真に残して行こう。

春は来るよ。
あなたのもとにも。
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2011/04/11(Mon)

東日本大震災から1カ月が経過しました

本日4月11日14時46分(イギリス時間6時46分)。
東日本大震災から1カ月が経過しました。

震災および津波の犠牲になった多くの方のご冥福をお祈りするとともに、
被災地をはじめ、日本各地で不自由な生活を余儀なくされている方々、
余震や原発などで不安な毎日を過ごされている方々が、
一日も早く落ち着かれますことを願ってやみません。

海外にいるとどの位の頻度で余震が起きているのか、
震度はどのくらいかなどの数字は分かっても、
実感値は当然ながら持つことができません。
そのため、NHKやYoutubeなどが提供している映像を見ては、
日本の状況を自分なりにつかもうとしていました。

震災直後の土日は、何も食べず、パソコンの前に何時間も座っていました。
夜は枕元にパソコンを置き、緊急地震速報の音で飛び起きていました。
道を歩いているとき、会社で仕事をしているとき、
ベッドに横になっているとき。どんなときでも涙が流れていました。
パソコン越しに家族を、友人を、日本を見守ることしかできない。
募金しかできない。わたしには何もできない。
そんな無力感に苛まされ、知らず知らずうちに自分を追い込んでいたようにも思います。


地震とは無縁の国にいることが、とてもつらかったんです。
とても申し訳ないことのように思っていたんです。


そんなある日。
連絡が取れなかった友人から1通のメールが届きました。
とても短いけど、とても力強いメールでした。
大切なものを流されてしまった彼が、こんなにも強く、
これからに向けてがんばっているのに、
日本とは遠く離れた国にいる私が、なぜ落ち込んでいるのだろう。
自分の愚かさ、弱さにようやく気付くことができました。
とても恥ずかしいことです。本当に申し訳ないです。


震災から1カ月。
この1カ月間は、日本から離れた私にできることは何かを
ずっとずっと考えていました。いまだに答えは出ません。
ただ、ハッキリしていることは、出来得る限りの募金を続けていくこと、
この震災、そして津波を風化させないこと、
間違った情報に踊らされないこと、もしも間違った認識をしている友人がいたら正すこと。
なるべく早めに日本に帰国して、再就職して日本経済に貢献すること。でしょうか?
いまだ連絡が取れない友人のことを考えると、やっぱり落ち込んだりはしますが、
彼らの無事を信じて、毎日を後悔することなく生きていかないといけませんね。

イギリスロンドン貧乏生活「セントジョンズパーク3」
↑日本では「春を告げる花」として知られている「木蓮」。ロンドンでは3月下旬に春を告げてくれました。
桜も好きだけど、木蓮も好き。空に向かって咲く様子を見てると、何だか前向きな気持ちになります
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