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    半年だけの滞在のつもりが、4年間もロンドンに住んでいました。ロンドンでの生活、ヨーロッパ旅行を中心にお届けします。


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2011/11/15(Tue)

アイスランドでは予測不可能なことが起きやすい(2)

前回のあらすじ
私「チェックインよろしく!」
相手「あなたの部屋はないわ(にっこり)」
私「なに! それで済むと思うなよ。部屋用意しろ、部屋」
相手「ヒイ! レイキャビックから車で20分の村に用意しました」
到着した場所は、村ではなく、小さなプレハブ小屋が3軒ある土地だった。


通された部屋には、寝返りが打てそうにない、
小さなベッドが二つ、ちょこんと置いてあった。
急な宿泊者(私)の知らせを受けていなかったのか、
ヒーティングがついてなく、部屋はヒンヤリとしていた。

部屋に着いた時点で午後3時を回っていた。
フロに入る体力も残っていなかったので、顔だけ洗い、
ベッドにもぐりこむも、寒さで眠ることができない。
暖を取るために体を丸めると、ベッドから落ちそうになる。
離れたベッドの距離を近づけようにも、力がないのかビクともしない。
携帯電話を充電する電源も見当たらない。wi-fiも不安定。
寒さ、惨めさ、寂しさで、気がどうにかなりそうだった。

翌朝。
窓から差し込む太陽の光と、腰部を走る激痛で目が覚めた。
「これは、やばいかも」と焦りを覚える痛み。
実は過去2回、強烈な腰痛に襲われている。
1回目は27歳ころ。仕事中に吐き気をもよおすほどの痛みで、
椅子から転げ落ち、さらには医師から5日間の絶対安静を告げられる。
2回目はロンドン1年目。1回目よりヒドイ痛みにオイオイ泣いてしまった。
そして、3回目はアイスランド。
私の腰痛は、国境をたやすく越えてしまう。

・・・なんて感心してる場合ではない。
ベッドから起き上がれない=ビョークのコンサートが見られない=嫌だ!
という執念が働いたのか、5分ほどかけてベッドから起き上がることに成功。
立ち上がり、歩いてみると、不思議なことに痛みは和らいでいったので、
シャワーを浴びた後、レイキャビックに連れてってもらうために
「今からレイキャビックに行きたいので、迎えに来てちょうだい」と連絡。

「分かったわ。私、すぐそばに住んでるから。10分後に外で待ってて」


・・・はて?
目の前にあるプレハブ小屋に住んでるってこと?
不思議に思いながらも、すでに用意は終わっていたので、
ゲストハウスの周囲を散策するため外に出てみた。

イギリスロンドン貧乏生活「アイスランド2011秋19」

これが私が泊まっていたゲストハウス。車の後ろには、露天バスがあります。
夏だったら最高なんだろうなあ。ゲストハウス内にはキッチンもあるから、
魚やアイスランドの美味しいラム肉を買ってきて、バーベキューをするの。
夜は満点の星空を眺めながら、お酒を飲んで、好きな音楽を聴く。
ああ・・・ いいなあ~ なんて幸せな妄想が広がる広がる。

イギリスロンドン貧乏生活「アイスランド2011秋20」

敷地内はこんな感じ。小屋の後ろは、どこまでも広がる大地。のどかすぎる。

電話の主と思われる女性が、携帯電話片手にのっそり登場。
小柄で白髪交じり。見た目で言えば、50代前半くらい。
お尻まで隠れる長さの、毛玉が目立つ黒のセーターの中に、
グレーの長袖Tシャツ。ゆったりめのズボンの足元は夏用サンダル。しかもハダシ。
厚手のコートの中にはヒートテック2枚重ね着+セーター、
足元は冬用ブーツで装備している私とは対照的だ。

「今回は私たちの手違いで、あなたに不自由な思いをかけてしまったわ。
本当にごめんなさいね」やさしい笑顔と声で語りかけられたら、
「アイドンケア!ノープロブレム!サンクス!」としか言えない。
あんまりノープロブレムじゃないけど、ウダウダ言っても仕方ない。
誰にでも間違いはあるからね。

おばちゃんと談笑をしていると、遠くから「バウバウ」という、
野太い犬の声。何だろう?と思って、声のするほうを見ると、
でっかいボクサーが、ヨダレを流しながら向かってくるじゃないですか。
犬は大好きだけど、すごい勢いで向かってくる大型犬ってちょっと怖い。

ヒイイイ

情けない叫び声を共に飛び掛ってくるボクサー。
全体重を押し付けてくるもんだから、腰が弱くなってる私は、
ボクサーに押し倒された状態。しかも、腰をひねりながらの転倒なので、
再びの激痛。さらにはボクサーによる、顔面舐め回し攻撃。
せっかくの化粧がすべて落ちてしまうし、少し獣くさい(嫌いじゃないけど)。

なすがままにされる私を満面の笑みで見つめるおばちゃん。
画的に言えば、微笑ましいものかもしれないけど、
変な体制で横たわっているため、腰の痛みが半端ない。
さらには舐めまわし。私自身には、拷問としか思えず、
ただただ、ボクサーの攻撃が終わるのを耐えるしかなかった。


(災難は続くよ、どこまでも)
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