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    半年だけの滞在のつもりが、4年間もロンドンに住んでいました。ロンドンでの生活、ヨーロッパ旅行を中心にお届けします。


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2011/11/16(Wed)

アイスランドでは予測不可能なことが起きやすい(3)

どっかのサイトで「人懐こさ★5つ」と称賛されているボクサー↓

イギリスロンドン貧乏生活「ボクサー」

この子らより1.5倍はあるボクサーに体当たりされ、腰を強打したわたくし。
顔面舐め回しから解放された後、ようやくおばちゃんの車に乗車。

・・・・ん?
何となく違和感を感じる。でも、おばちゃんに差し出されたタオルで、
顔を拭うのに必死で、その違和感を単なる勘違いだと思うことにした。

車は快適に走り出す。
対向車はもちろん、同方向に向かう車も見当たらない。
真っ青な空に白い雲が漂う。視界が開けた途端、眼下に広がるのは穏やかな海。
・・・ああ、おだやかだなあ。本当におだやかだ。

と思った途端、ピーピーピーという聞いたことのある音。
本当は車が走り出したときから、聞えていたんだけどね。
聞かないフリをしていたの。だって、おばちゃんはレイキャビックまで運んでくれるんだから。
でも、どうしても、聞かなくてはならないことがある。

「その手、どうかしたの? もしかして骨折したの?」

中指を中心に、包帯でぐるぐる巻きになった左手。
突き指のような軽度のものではなく、明らかに重度のもの。

「そうなのよ~。2日前に折れちゃったの。アハハ」

・・・やっぱり! 聞かなきゃ良かったよ!
ていうか、骨折してるんだから、安静にして(泣)!

知らなければならないことと、知らなくてもいいことが、この世の中にはある。
そして、あえて知らないフリをしたほうがいいこともあるのだ。

ピーピーピーという「シートベルト着用」の警告音が鳴り響く車中、
骨折したてほやほやの手で、鼻息荒く運転するおばちゃん。
ラウンドアバウトも何のその。
スピードを緩めることなく、華麗な片手運転で突破。
直進道路ではスピードを上げ、抜き去る。
恐ろしいのは、おばちゃんはマニュアル車を運転しているということ。

もう笑うしかない。
でも、「ヒッヒッヒ~・・」と引きつった笑いしかできない。
それが可笑しかったのか、クククと笑うおばちゃん。
そのたびに車が横揺れする。横揺れというか、車線をまたいでいる。
背筋がヒヤリとする思いを何度か味わいながら、
永遠にも思えたレイキャビックまでの25分は、かろうじて終了。
車から降りたときは、「ああ、無事に着いたんだー!」と心の底から安堵したものだ。

快晴とは言え、吹く風がとても冷たかったので、
思わず体を縮こませている私の傍らでは、
骨折中のおばちゃんは「何だか暑いわね」と言い、
やおら、セーターを脱ぎ、長袖Tシャツ一枚になっていた。
運転でお疲れかもしれないけどさ・・・

アイスランド人、強いわ。
でも、そんなアイスランド人が大好きだ。


(災難は、最後までつきまとうよ)
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