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    半年だけの滞在のつもりが、4年間もロンドンに住んでいました。ロンドンでの生活、ヨーロッパ旅行を中心にお届けします。


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2011/11/17(Thu)

アイスランドでは予測不可能なことが起きやすい(4)

犬に舐めまわされ、骨折したてほやほやのおばちゃんの運転にビビる。

アイスランド滞在2日目の午前中にして、早くも疲労を感じていたものの、

「今日はあなたが泊まるはずだったゲストハウスに一室空きが出るわ」

の声で復活。市内に泊まれるのであれば、もうこっちのもの。
ビョークのコンサート終了後も好きなだけ遊べる!
いくら「何時でも好きなときに車を出す」って言われても、
さすがに1時、2時の深夜帯にお願いするのは、なんだか申し訳ない気がする。
そう思ってしまうあたり、いかにも日本人だけど、そんな日本人気質は嫌いじゃない。

「一室空きが出た」という部屋は、私が当初予約していた、
シングルベッド、シャワー共有の部屋から、
大きめのダブルベッドが置かれた寝室、ソファ、勉強机が備え付けられたダイニング、
そしてシャワールーム付き! いつもの貧乏旅行では、まず予約不可能な部屋だ。
しかも、レイキャビック市内の中心地。最高の立地条件。
寒空の中で震えていた昨夜が嘘のようではないの!

荷物を整理し、ささっとシャワーを浴びた後、友人とのディナーへ。
先日の日記にアップした、オシャレ風なレストランだ。
獣くささばかりが目立つパフィンの肉、
濃い目のソースのかかった魚。高値のわりに、満足度はイマイチ。
イマイチなうえに、店を出るときに、なんとなくお腹が痛い気がした。
満腹だったから、お腹が張ってるのだろうと気にも留めなかった。
ただただ、ビョークに会いたい。その一心だった。

イギリスロンドン貧乏生活「アイスランド2011秋15」

嬉しかったから、この日記にも貼っちゃおう。ビョークのコンサート会場ね。

素晴らしく感動的なコンサートが終盤に差し掛かったとき、
突然の悪寒、その後、強烈な腹の痛みにイヤな汗が背中をつたった。
コンサートに集中しようとしても、体の内部からの叫び声に耳をそらすことができない。
体を支えているのが辛くなってきたところで、夢の時間が終了。

その後、ほかのバンドのライブを観ようと、ライブハウスの前に並んでいたものの、
激しい頭痛を伴いだしたため、あえなく戦線離脱。
ゲストハウスに着くなり、胃の中のものを即逆流。頭が痛いし、目が回る。
荒くなった息を整えてから、冷や汗でびっしょりになった体をスッキリさせるため、
ちょっと長めにシャワーを浴びる。突然の体調不良、そして嘔吐。
何が原因か分からないことが一番不安だ。

シャワーを浴び、寝る準備をしていると、ドアをノックする音がした。
早いリズムのコンコンコン。相手は何やら急いでいるようだ。
ゲストハウスのドアにはチェーンがなかったため、用心のためにもドア越しに、
「誰? 何か用?」と聞いてみる。
「君は部屋で何をやってるんだ!僕の部屋が水浸しだよ!」
と怒り狂った様子の声がドア越しに聞こえてくる。
ただでさえ体調不良でイライラしていたのに、容疑をかけられた疑いにキレてしまった。

「は? 一体何を言ってるの? 私は単にシャワーを浴びていただけだ。
シャワーカーテンから水は一滴も出ていない。水漏れするはずがない。
こんな夜遅くに人の部屋を訪れるなんて! 気は確かなの!?」

ものすごい剣幕で、こんなことを言ってしまったような気がする。
でも、もう引くに引けない。相手の反応を待っていると・・・

「オオ、ソーリー・・・」

困惑したような、弱弱しい声が返ってきた。勝った!
・・・いや、勝負じゃないけど、シャワーを浴びるときは
水が漏れないよう徹底している。念のため、チェックしてみたけど、外に水は落ちてない。

やっと眠れると思ったものの、感情が急激に爆発したせいか、
吐き気と頭痛、めまいに襲われてしまった。
しかもベッドに寝転がると、激しい腰痛に叫び声をあげてしまう。
仕方がないので、ソファに座った形でウツラウツラしてると・・・


・・・コンコンコン

今度は先ほどと違い、控えめなノック音。
ようやく眠れそうなときだったので、再び怒りが爆発。

「何なの!? 非常識すぎる! 水漏れしてないって言ったでしょ!」

激しい口調で返答すると、ドアの向こうの相手は、

「ご、ごめんね。下のお客さんが水漏れが気になるって言うから・・・」

昨夜、郊外のゲストハウスに送ってくれた男の子だった。
確認したいということか。上等だよ。水漏れしてないことを確認するがいい。
コートをはおり、ドアを開けると、いかにも作り笑顔の男の子が立っていた。
私の口調がよほど激しかったのだと思う。
シャワールーム内を確認した彼は、

「やっぱり水漏れしてないね。ごめんね、夜遅くに」

と言って、申し訳なさそうな顔をしていた。
相手に弱く出てこられると、途端にすまない気持ちになってしまう私。

「いいよ、いいよ。気にしないで」

こんな言葉をかけようとした時、再びの頭痛と吐き気に襲われ、
その場にヘナヘナとへたりこんでしまった。

「どうしたの!?大丈夫?どこか悪いの?」

心配そうな彼に、事情をかいつまんで話すと、急いで薬を持ってきてくれた。
薬が効きやすいので、普段から薬は滅多に飲まない。
・・・・飲まないくせに、体調不良で判断が鈍っていたのか、
それとも彼の優しさに感激したのか、指定された通り2錠、飲んでしまった。
彼にお礼を言い、再びソファに体をもたげ、眠くなるのを待っていると・・・




何もしていないのに、心臓がドキドキしてる。
体が熱い。熱すぎる。

明らかに異常である。

鼓動は更に早くなり、ドキドキ音が耳にうるさいほどに響く。
体が異常に熱く、呼吸も荒い。

私は死ぬのか・・・?




そして、目が覚めた。
外はすでに朝を迎えていた。
ソファに座っていたはずが、ベッドに眠っていた。
気持ち悪さ、頭痛、悪寒、そして腰痛までも無くなっている。
体中から噴出したような汗の名残が気持ち悪かったけど、
それ以外はきわめて快適である。
明らかに薬のおかげだが、効き目が強すぎて、冗談じゃなく死を覚悟した。
アイスランド人はあれを常用しているのだろうか。

最終日はさすがに何もなかった。アイスランドではね。
ロンドンに到着するなり、「このパスポートは怪しい!(2つ持ってるからね)」と
いちゃもんをつけられ、空港を出るまで3時間かかりました。
6回目のアイスランド旅行は、最初から最後まで波乱づくし。
でも、こうしてブログのネタにも、酒のネタにもなるからね。
いいんだよ、別に・・ 別にね・・


ちなみに、突然の体調不良の原因は不明だが、おそらく、おそらくだけど、
可愛い、可愛い、パフィンちゃんの呪いではないかと思っている。
・・・・・だって、本当に美味しくなかったんだもん。

イギリスロンドン貧乏生活「パフィン」


・・・ご、ごめんね
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