• プロフィール

     

    Author: 
    半年だけの滞在のつもりが、4年間もロンドンに住んでいました。ロンドンでの生活、ヨーロッパ旅行を中心にお届けします。


--/--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Home | Category : スポンサー広告 |  Comment  |  Trackback
2008/09/20(Sat)

【日常】勝負のときは訪れるか!?

【それはゲリラ豪雨のように】
私には狂った友人が何人かいる。
彼らの口から発せられる言葉は呪詛であり、
彼らの行動はそれを実現させるための舞いであると錯覚してしまう。
一般的に見れば、あまりお近づきになりたくない部類の人種かもしれないが、
私としてはそんな理解不可能な彼らこそ、とても人間らしく思えて仕方ないのだ。

そのうちの一人が先日、突然現れた。
5年ぶりの再会だというのに最悪な始まりだった。
久々にとても良いことがあったためスキップして帰宅する途中に、
後ろからガバッと抱きつき、叫び声をあげられないよう口をふさいできたのだから。

恐怖で硬直していると「だーれだ~」と能天気すぎる声。
……顔を見るまでもなく相手が誰だか分かる。
変質者じゃなかったことに安堵するも、怒りはふつふつと沸いてくる。
この指を噛み切ってやろうかという思いが通じたのか、
彼は私を拘束していた腕をほどき、「ごめんごめん」と
さっぱり反省する様子もない軽い口調で一応の謝罪をする。

190センチはある長身の体に、夜でも明るく輝くゴールドの髪、
あちこちほつれが見られるジーパンに、よく分からない言語が書かれた長そでTシャツ。
5年前とちっとも変らないようだが、よくよく見ると、
肌を意図的に変色させている箇所が5年前よりも増えていた。
むかーし、背中に入れたとき「痛いよ~」って泣き入れてきたくせに。よくやるよ、本当。

【思いがけないプレゼント】
「突然現れて何か用?」
自分よりも頭一つ分ほど高い男性は好きだが、
見上げるほど長身の男性は好きではない。
だから余計に責めたような、きつい口調になってしまう。

「ロンドン行くんだって~? よく決心ちまちたね~」
年齢がひとまわりほど違うとは言え、彼はいまだに私をお子様扱いだ。
最も、世界各国を巡り、英語、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語など
あらゆる言語を操れる彼からしたら、私なんて赤ちゃんみたいなものなのだろう。
それにしても先日32歳になった私としては悲しいばかりだ。

「はい、これ。何かの役に立つと思うよ」
さんざんおちょくった後、彼はどこに持っていたのか紙袋を私に手渡した。
一瞬不吉な予感がしたが、贈り物は素直にうれしい。
たとえチロルチョコひとつであっても、購入のときは一瞬でも私のことを考えてくれている。
相手が誰であっても、誰からの心に少しでも自分の存在があるのは嬉しいことだ。
驚きながら、その紙袋を開けようとすると
「恥ずかしいよ~。家に帰ったら見てよ~~」と制止する。
イヤがることはしたくないから、おとなしく従う。

「7月くらいにロンドン行くから。じゃあ、またね~」
鞄に紙袋を入れるのを見届けた後、彼はそう言うと
そばに停車してあったバイクに乗ると、アホのような大きな音を立てて消えてしまった。

【妹は嘲笑い、母は喜ぶ】
家に戻り、母親、妹が見守る中、彼からもらった紙袋を開けてみると……
中から出てきたのは、すさまじい色の下着の数々。
おまけにこれはどのように使用するのだろうかと頭を悩ませてしまうような
不思議な形状のモノがほとんど。

彼なりのたちの悪いジョークなのかもしれないが、
妹にそれが通じることもなく「あんたの友人、狂ってるね」と
私を軽蔑するようなまなざしで見つめ、母に至っては
「うわ~、面白いね~、いいな~」と喜ぶ始末。

一瞬でも彼に感謝した私がバカだった。
お嫁ちゃんに送りつけてやろうとも思ったが、
純真無垢なお嫁ちゃんには刺激が強すぎる。
どうすることもできず、今はとりあえずスーツケースの中に眠っている。
ほしい方がいらっしゃったら、おっしゃってください。
関連記事
Home | Category : 日本一時帰国 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0

トラックバック ▼


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント ▼


Home Home | Top Top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。